矯正治療を途中でやめてしまうとどうなる?
矯正治療と聞くと、長い治療期間がかかると想像される方も多いのではないでしょうか。
そのような長い矯正治療期間中に治療を中断してしまうとどうなるのか気になった方も多いはずです。とくにこれから矯正治療をスタートされる方や、矯正治療を検討されている方は絶対に確認しておいたほうがいい内容ですので、これから説明させていただく内容を確認したうえで矯正治療に関する理解を深めておきましょう。
矯正治療には、比較的長い治療期間を要します。一般的には全体矯正となると2~3年ほどの期間が必要になります。その間に途中でやめたいと考える方も少なからずいらっしゃいます。今回は、「矯正治療を途中でやめてしまうとどうなるのか」について簡単に説明させていただきます。
■思い通りの仕上がりが望めない
言うまでもなく当然のことですが、矯正治療を途中でやめてしまうと、残念ながら理想とする治療結果を実現することができません。そのうえ、矯正治療前よりも歯並びやかみ合わせが悪くなるケースもあります。とくに抜歯矯正の場合は注意が必要です。歯を抜いたあとの歯を移動している最中に治療を中断すると、見た目が悪くなるだけでなく、お口の機能的な部分も悪化してしまう傾向にあります。
■矯正治療は計画通りに終わらせることが前提?
矯正治療は計画通りに進めることを前提とした治療です。治療を中断することを想定していないため、途中でやめてしまった場合のリスクやデメリットはかなり大きくなってしまいます。そのため、このような部分も理解した上で矯正治療を検討する必要があります。しかし、矯正治療を中断後にあまり期間を開けずに再開したケースでは、リスクやデメリットを最小限に抑えられる可能性があります。大切なご予定やご病気などやむを得ない事情によって一時的に装置を取り外したい場合は、一度主治医に相談しましょう。
■まとめ
上記で説明させていただいた通り、矯正治療を中断してしまった場合、患者さまにとってのデメリットがかなり大きくなってしまいます。
そのため、矯正治療を検討されている場合は慎重に考えてから開始することをおすすめします。高額な医療費と長期にわたる治療期間をしっかりと考慮したうえで、最後まで頑張って矯正治療を達成することを目指しましょう。
当院では、矯正治療開始前に目安となる治療期間をお伝えしております。ご不明な点がございましたららお気軽にご相談くださいませ。