矯正歯科治療中のセルフケアとは?
こんにちは。いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。クラッセ歯科・矯正歯科です。
■矯正歯科治療中の歯磨きなどのセルフケアについて解説いたします
矯正歯科治療を受けている間は、いつもとは違う方法でセルフケアやホームケアしなければならない場面も多くあります。そこで今回は矯正歯科治療中の歯磨き方法などについてわかりやすく解説いたします。
▼矯正装置の種類で対応が異なる?
矯正歯科治療中のセルフケアは、使用する装置の種類で対応も大きく変わります。
◎マウスピース矯正の場合
着脱可能なマウスピース型矯正装置で矯正歯科治療を行う場合は、基本的に普段通りの歯磨きで問題ありません。矯正装置がない状態でブラッシングできるので、磨きにくいと感じることはないはずです。ただし、取り外したマウスピースのケアを怠ると、虫歯・歯周病リスクが高まる点に注意が必要でしょう。
インビザラインのマウスピース(=アライナー)は、7日程度で新しいものに交換するため、あまり汚れない、もしくは汚れても問題ないと思われがちですがそれは間違いです。インビザラインのマウスピースもケアを怠れば汚れがたまってしまいます。もしもマウスピースに“白い汚れ”が付着していたら、それは歯垢や歯石の可能性が高いです。つまりは、マウスピースに細菌の塊が付着しているため、そのまま装着すると当たり前ですが虫歯・歯周病になりやすくなります。
◎ワイヤー矯正の場合
固定式の装置を用いるワイヤー矯正は、普段よりも歯磨きしにくくなります。とくに複雑な構造を採っているブラケットには食べかすや歯垢がたまりやすいため要注意です。これまで使っていた歯ブラシだけでなく、毛先の部分が小さいワンタフトブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなども活用しながら、隅々まで丁寧に歯磨きすることが必須となります。装置の中に入り込んだ汚れを効率良く落とすために、電動歯ブラシやジェットウォッシャーを活用するのも良いでしょう。いずれにせよ矯正歯科治療中の歯磨きの方法は、歯科衛生士からブラッシング指導を受けた方が確実といえます。
▼まとめ
上記で説明したように、矯正歯科治療中のセルフケア・ホームケアの方法は、マウスピース矯正とワイヤー矯正で大きく異なります。マウスピース矯正を選択することで、セルフケアの難易度は大きく低下しますので、矯正歯科治療中の歯磨きに自信がない、矯正歯科治療中に虫歯や歯周病になりそうで怖いという方は、インビザラインに代表されるマウスピースを検討されてみてはいかがでしょうか。