矯正歯科治療中のスポーツ・運動制限とは？
■矯正歯科治療中のスポーツ・運動について解説
皆さんこんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。クラッセ歯科・矯正歯科です。
日常的にスポーツや運動をされている方は、矯正歯科治療を始めることでいろいろな制限がかかりそうで不安ですよね。矯正歯科治療にはスポーツのパフォーマンスを向上させる作用も期待できるものの、矯正歯科治療を行っている間に運動制限がかかってしまうのはアスリートや運動を行う皆さんにとって大きなデメリットとなってしまいます。そこで今回は矯正歯科治療中のスポーツ・運動について注意すべきこと・事前に知っておくべきことをわかりやすく解説いたします。
▼一般的なスポーツに制限はかからない
矯正歯科治療は種類にもよるのですが、一般的にインビザラインをはじめとするマウスピース矯正はスポーツの制限がありません。例をあげると、バスケットボールや野球、テニス、陸上競技など、学校の部活動にもある一般的なスポーツは、矯正歯科治療を始める前と同じようにプレイすることができます。もちろんワイヤーなどの装置を使用している場合は、お口の中に矯正装置が入っていることにより、転んだり、他の選手と接触したりするようなことがあれば、口腔内をケガするリスクは高まることでしょう。その点は、患者さまご自身で意識し、ケガをしないよう配慮する必要があります。
▼顔面に衝撃が加わるスポーツは要注意
ひと言でスポーツといっても、ボクシングや空手、アメリカンフットボールなど、顔面に強い衝撃が加わりやすい競技も含まれますよね。そうしたスポーツをしている方は、ワイヤー矯正を選択しにくいのが現実です。歯列に金属製のワイヤーとマルチブラケットがあると、顔面を強打した際、口腔粘膜を傷つけるリスクが極めて高くなります。
また、ブラケット装置が破損するリスクも忘れてはいけません。このように、その他のプレイヤーと接触する機会が多いスポーツをしている場合は、ワイヤー矯正よりマウスピース矯正の方が適しているといえます。ただし、マウスピース矯正であっても、競技中の安全は保証されませんので、その点は矯正歯科医としっかり相談してください。例えば、インビザラインで部分矯正を行うのであれば、半年もかからずに治療が完了することから、その間、スポーツ・運動を休むというのもひとつの選択肢として挙げられます。
▼まとめ
上記でご説明したように、矯正歯科治療を行う期間はほとんどのスポーツを行うことができます。ランニングなどを習慣にしている方も、問題なく継続することができます。フルコンタクトの格闘技などをしている方は、矯正歯科医と要相談といえるでしょう。
