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歯ぎしりによる歯並びへの悪影響

■歯ぎしりと歯並びに関係はある?矯正歯科治療への影響とは?

こんにちは。いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。クラッセ歯科・矯正歯科です。
いよいよ冬が近づき寒さが厳しくなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
風邪などひかぬよう十分に暖かくしてお過ごしください。

不正な歯並びは、遺伝的な要因のほか、毎日の何気ない習慣や習癖によっても引き起こされます。その中でも注意すべき習癖が「歯ぎしり」と言えます。歯ぎしりは大人になってからも継続する習癖であり、歯並びに関係するのであれば早急に改善する必要があります。今回はそんな歯ぎしりと歯並びの関係について、矯正歯科治療への影響も含めて解説します。

▼歯ぎしりで歯並びが悪くなることがあります

結論からお伝えすると、歯ぎしり・食いしばりといった悪習癖は、歯並びに悪い影響を与えることが多く見られます。最も直接的な影響は、習慣的な歯ぎしりによって歯が傾く現象ですね。私たちが噛む力は大人であれば50kg以上に及ぶと言われています。しかも歯ぎしりでは歯と歯の間に食べ物が介在しないことから、歯に与える影響は極めて大きくなります。それが毎日のように続いていれば、歯が傾いたり、歯が異常な位置へと移動したりする要因となるのです。

▼注意すべき歯ぎしりによる“歯の摩耗”

長年に渡り歯ぎしりをしている人は、歯の噛む部分を見れば一目瞭然です。歯ぎしりを始めとしたブラキシズムが習慣化している人の歯は、噛む部分である咬合面(こうごうめん)が擦り減っているからです。重度の人の場合は、エナメル質の下の象牙質までむき出しとなります。その結果、知覚過敏の症状が現れたり、虫歯リスクが上昇したりするだけでなく、噛み合わせが深くなることでさまざまな歯列不正・不正咬合を引き起こすのです。

▼矯正歯科中の歯ぎしりは治療の妨害する?

矯正歯科治療を受けていてなかなか効果が現れない、装置を装着してからもう1年経つのに、ほとんど歯が移動していない、といったケースでは、背後に歯ぎしりなどの悪習癖が隠れているかもしれません。歯ぎしりによる圧力が矯正力とは相反する方向に作用している場合は、適切な効果が得られなくなります。そうした歯ぎしりによる悪影響が疑われる場合は、担当医としっかり相談して、的確といえる解決法を見つけることが重要です。

▼まとめ

上記でご説明したように、歯ぎしりや食いしばりなどの口腔習癖は、歯並びに悪影響を与えることが多々あります。それは大人になってからも同じなので、今現在、歯ぎしりの習慣がある人は、できるだけ早く改善するよう心がけましょう。クラッセ歯科・矯正歯科では、歯ぎしりに関するご相談も承っております。

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