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むし歯治療 TOOTH DECAY

虫歯治療で
大切にしていること
IMPORTANT

虫歯治療のためとはいえ、一度削ってしまった歯を元の健康な状態に戻すことはできません。歯を長く使い続けるためには、なるべく多く健康な歯質を残す、最小限の治療を行うことが求められます。 そのために当クリニックでは、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)や拡大鏡を使った、精密な歯の切削に取り組んでおります。

視野を何十倍にも拡大することにより、虫歯部分だけを丁寧に削り取ることが可能です。 また、レーザー光によって虫歯菌に感染した部分を診断するダイアグノデントペンも導入いたしました。虫歯の深さを数値で表すことができるため、歯を削ることなく正確な診断が行えます。

虫歯にはさまざまな種類があります

虫歯になったからといって、必ずしも麻酔注射をして歯を削る治療は必要としていないことをご存じですか?虫歯にもさまざまなケースがあり、発症した歯の位置や大きさによって、治療法が変わります。例えば、歯の表面が変色した「脱灰」の段階であれば、フッ素の含まれた歯磨き粉を使って正しく歯を磨くことで、歯の再石灰化によって健康な状態に戻すことが可能です。

また、歯の表層だけが溶けた程度の小さな虫歯は、治療をせずに経過観察に留めるという選択肢も選べます。虫歯を少しだけ削って歯科用樹脂を詰めることで、相談に来た当日中に治療を終えることも可能です。初期段階の虫歯であれば、通院が1回ですむ可能性は高くなります。

反対に、違和感がありながらも放置し続けた虫歯は、何度も歯科医院に足を運んで治療を受ける必要があったり、費用も高額になったりと、大きな負担を背負うことになるのです。クラッセ歯科・矯正歯科では、患者様の大切な歯を守ることを第一に考えて、適切な治療方法のご提案いたします。

虫歯が引き起こす症状 CHECK

  • 歯の黒ずみ
  • 冷たいものが
    しみる
  • なにか噛むと痛い
  • 歯が欠ける

虫歯の進行と症状 FLOW

  1. 痛みのない初期の虫歯

    歯の表面からカルシウムが失われて、褐色になる、白く濁った状態に見えるなどの段階を、脱灰といいます。目立った症状はほとんどなく、フッ素やキシリトールを使いながらしっかりと歯を磨けるようになれば、再石灰化する可能性がある段階です。

  2. 歯の表面の虫歯

    歯の表面のエナメル質が、虫歯菌が出す酸によって溶けてしまった初期の虫歯です。虫歯になった部分だけを削って詰める、最小限の治療が可能な段階です。削った部分には、歯科用樹脂(コンポジットレジン)を埋め込みます。歯を削る際に痛みを感じることがほぼないため、患者様の希望がなければ、基本的に麻酔をしません。

  3. 象牙質の虫歯

    エナメル質の内側にある象牙質にまで虫歯が進み、冷たいものや甘いものがしみる状態です。象牙質は柔らかいために虫歯の進行が早く、なるべく早急な治療が求められます。健康な歯を多く残せるように虫歯部分のみを細心の注意で取り除き、詰め物・被せ物を入れる必要があります。詰め物・被せ物には複数の選択肢があります。

  4. 歯髄に虫歯が達した段階

    虫歯が神経や血管の複合体である「歯髄」にまで達し、強烈な痛みを伴う歯髄炎を起こしています。神経を残せるか否かを見極める段階です。残せる場合には痛んだ神経のみを切り取る断髄を行い、残せない場合には歯髄を取り除く抜髄を行った上で、被せ物を装着します。

  5. 歯が溶けて
    歯根だけが残った状態

    歯茎より上部に出ている歯が虫歯によってほぼなくなっている、残根と呼ばれる状態です。歯の内部に大量の細菌が存在するために治療は不可能であり、ほぼ抜歯以外の選択肢はありません。放置しておくと虫歯菌が全身に回って、全身疾患の原因となる可能性があります。

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